ごあいさつ

2021年4月、三井製糖と大日本明治製糖の経営統合により、「DM三井製糖ホールディングス株式会社」は新たな一歩を踏み出しました。

人々の価値観の多様化や外部環境の変化など、将来を見通し難い不確実な状況の中でも、一人ひとりの豊かなくらしに貢献するという根本的な思いを同じくする両社は、ホールディングスの基本的な経営戦略の下、それぞれの経営資源を集め再配分することで、堅固な収益基盤と成長性を併せ持つ企業グループとして飛躍することを目指します。

また、2021年1月に締結した日本甜菜製糖との資本業務提携におきましては、当社グループ傘下の北海道糖業と得意領域を融合し、将来的な日本の甘味制度の在り方を探求しつつ、全体的な企業価値の発展向上につなげてまいります。

当社グループは、自然の恵みから生まれた世界共通の「砂糖」を人々のご家庭にお届けすることを事業の軸にしてまいりました。そこには食品として当然の「安全、安心」であることを最優先してまいりましたが、今後は「安全、安心」に加えて、その食から生まれる「笑顔、幸せ」を、さまざまな形で皆様にお届けすることを目指してまいります。

良質のエネルギー源である砂糖はもちろん、健康状態に応じた機能性のある、また味に深みや幅を与える食品素材などを提供すること、食を通じて、変わりゆくライフスタイル、ライフステージに適応できるエナジーをご提案すること、それにより老若男女すべての人が自分に合った食事を選び、にこやかに1つの食卓を囲む「One Table」の実現に貢献することが、私たちの目指す企業の在り方です。

私たちの前身となる会社の創業から100年以上が経過いたしました。今から100年先の人にも、社会にも、環境にも寄り添い続けられるよう、気持ちも新たにグループ一丸となって挑戦を続けてまいりますので、皆様には、より一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

DM三井製糖ホールディングス
代表取締役社長
森本 卓