スプーンとローズのお砂糖教室

お砂糖の歴史

お砂糖って
いつから使われてきたのかな?

紀元前8000年~11世紀後半

さとうきびの伝説 
十字軍遠征で広まる砂糖

年代 出来事
1紀元前8000年~紀元前1500年
ニューギニア周辺の島々でさとうきびの栽培が始まる。
2紀元前327年
インドに遠征したアレクサンダー大王が、ガンジス川流域でさとうきびを発見。
35世紀頃
中国で沙糖(さとうきびを煮詰めて乾燥させたもの)が作られる。
4710年
エジプトで砂糖が精製される。
5754年
中国から日本に砂糖が伝わる。
61096年
ヨーロッパで「十字軍の遠征」が開始し、砂糖が広まる。

最初にさとうきびから砂糖をつくったのがインドだとされているため、インドは砂糖発祥の地といわれているよ!

英語の「Sugar」も、サンスクリット語でさとうきびを意味する「Sarkara」が語源なんだとか。

お砂糖が日本に来たのは奈良時代

お砂糖が日本に伝わった最古の記録は、8世紀の奈良時代に中国から運ばれてきたといわれています。
15世紀に貴族や武士の間で茶の湯が興ります。
16世紀に始まった南蛮貿易によって、カステラなどの西洋菓子とともに砂糖がたくさんもたらされるようになりました。これにより茶の湯とともに和菓子が発達します。
18世紀以降、江戸幕府により国内産糖が奨励され、明治時代には一般庶民もお砂糖を楽しめるようになりました。

15世紀後半~19世紀

コロンブスの大航海 
欧州が手掛けた広大な砂糖農園

年代 出来事
71493年
コロンブスの大航海により、カナリア諸島のさとうきびが西インド諸島・ヒスパニオラ島に移植される。
815世紀末
ヒスパニオラ島から、南北アメリカ大陸に砂糖が伝わる。
91531年
ブラジルに製糖業がおこる。のちに、砂糖生産の中心国に。
1016~19世紀
イギリスが中心となり、南米やアフリカ大陸で大規模なさとうきび畑を開発し、砂糖の大量生産を行った。

現在でも、さとうきびの生産量はブラジルが世界一なんだって!

発祥の地インドから遠く離れた国で、今もお砂糖はどんどん増え続けているんだね!

スプーンとローズのまとめ

インドのガンジス川から長い歴史を経て、世界中に広まったお砂糖。
今、みんなが毎日食べているお砂糖も、地球上でいろいろな旅をしているんだね!
美味しいスイーツを食べる時は、そのロマンをちょっと思い出してほしいな!